うるまドームは２０１９年７月、手つかずの自然がそのまま残る沖縄県うるま市東部に誕生した、鉄筋コンクリート造のキッチン付きドームハウスです。島国という特性、海沿いという立地条件の中、沖縄県初となる前例のないドームハウス完成までには約３年という年月を費やしました。様々な困難にぶちあたりましたが、地域のご協力や建築に関わる職人さん達の叡智を集結して作り上げた、とても大切な宿泊施設です。

施設名は様々な案がありましたが、結果的には「URUMA DOME（うるまドーム）」としました。琉球の古称” 宇流麻 ” に因んでおり、沖縄の方言で『珊瑚の島』（ウル＝珊瑚、マ＝島)とドーム型の宿泊施設を組み合わせしたものです。「宿泊 施設の多い沖縄で初めてお越しになる外国人を含む観光客でも、迷うことなく、ここへお越しいただきたい」という願いを込め、シンプルにわかりやすくしました。

コンセプトは "Nature & Resort " とし、「恵まれた自然で心の解放できる施設」を目指しています。

目の前には美しい海があり、東海岸のため、水平線から登る朝陽に感動しました。鳥のさえずりや虫の声も心地よく響き渡り、燦々とふり注ぐ陽の光、爽やかな海風、ほのかな磯の香り、満天の星など、この ” ありのまま ” をご宿泊する皆さまへお届けしたいと考え、不必要な開発と照度をできるだけ抑え、” いきものと自然との共存の道 ” を選んだのです。

政府による緊急事態宣言延長に伴い、スタッフとも相談の上、当ホテルの営業自粛も延長としました。２月より２０組以上のご予約がキャンセルとなり、現在もなお予約をお断りしていますので、ホテル存続の危機も感じていました。こんな状況を見兼ねてか、「ぜひ泊まりたい」「できることがあれば協力したい」とSNSやメールなど沢山のあたたかい応援メッセージをいただきました。スタッフ一同、心から嬉しく思い、ほんとうに感謝しかありません。私達の中に「絶対に持ちこたえる！」と強い気持ちが湧き出し、” いまご宿泊いただけないのなら、少し先の未来（＝収束後）に安心して遊びにこられる「みらい宿泊券」” を販売しようと考えました。有効期限も２年間とし、ご自分での利用以外、お世話になった方へのギフト（贈りもの）としてもご活用いただけます。母の日や父の日、結婚記念日や誕生日などのアニバーサリー利用もお勧めです。

地球ホテル株式会社
代表取締役　多田　進吾