2020/05/13 10:18



「Story of Uruma Dome」

〜はじまりは遊牧民から〜
定住地をもたず移動生活を送る民族(遊牧民)がテント
(ゲル)を建てて、小さな集落を作ったことが始まり。
数家族からなる小規模集団で、羊や馬など家畜の群れを
率い、定期的に別の場所へと移動を行っていた。 かつてこの地域は、魚類をはじめ、芋やバナナなどの 食糧が十分に獲得できる地域だった。その環境の良さから 継続的に集落で定着生活を送る人々(定住民)が現れ 数家族で数棟のゲルを建てた。

〜やがて評判は旅人たちへ〜
時代とともに家族が少なくなり、建てたゲルに空きが
出始め、環境の良さを聞きつけた旅人たちが休憩や宿泊を
するようになった。その評判は徐々に口伝えに広がり
空きゲルを宿泊所としての活用が始まった。
しかし、ある時、史上最大級の台風がその土地を襲った。
ゲルは甚大な被害を受けたが、定住民たちは安全を
優先し、別の場所へと避難をした。

〜そして救世主あらわる〜
少しの時が経ち、定宿として利用していた建築家
(宇流麻・うるま)と天文学者(宇流麻の友人)が
この地を訪れた際、半壊したゲルなど無残な光景を
目の当たりにした。宇流麻は定住民たちへの恩返しの
意味でゲルの復元を考え、二度と同じことの
起きないよう石で作る建物を設計し始めた。
見事に10棟の建物を復元し、ゲルは “夢のある空間”
として「堂夢(ドーム)」と呼ばれるようになった。

〜想いは未来へとつながる〜
復元された集落は、やがて【宇流麻堂夢】と
呼ばれるようになっていた。それぞれの堂夢には
天文学者の友人が、そこから見えた満天の星を夢み
惑星の名前を散りばめていた。旅人たちもまた
倉庫に眠っていたランタンやイスやテーブルを
自らの手で修理した。
そして、いつもの笑顔が戻り、かつての賑わいを
取り戻した。

▼うるまドームPVショートバージョン(1分)

うるまドームPVロングバージョン(2分)